秋元康という天才
秋は夕暮れと言いますが、この涼しさもあって太陽が沈む時期に空を見上げると空の色や緑から茶色に変わりゆく木々の葉が視界に入ってなんだか儚い気持ちになるのは自分だけでしょうか。
こんにちは。
寝る前にふとAKBの過去作MVを見ていたら懐かしい懐かしい。高校時代はガッツリ聴いていましたから思い出補正ですごく物思いに耽ていました。それと並行して乃木坂にハマって乗り移ったわけですが…。
自分が曲を好きになるきっかけはリズムといった人間で言うルックスで判断すれど、好きになると聞き込むようにリピートし、最終的には歌詞の考察までしてしまいます。
そして、秋元康の書く歌詞は個人的にはかなり興味深いです。彼は一体いくつの人生経験を歩んできたのだと思うくらい若者の感情を燻ってくれます。
恋に落ちるときの感情のプロセスや出会いや別れの状況で起こる様子や気持ちの表れなど、ほぼ当てはまるような歌詞を毎回書いてきます。
一方では欅坂のように社会に訴えかるような歌詞でも共感を得てしまう内容を書けたり、朝ドラにも採用された365日の紙飛行機のようにどの年齢層にもハマる内容を書けたりする秋元さんは本当にすごいなと思います。
自分の母親はいわゆるAKB商法をすごく嫌っており、当時握手会の様子がテレビで映されていたのを見てドン引きしていました笑
それでいて母は朝ドラが好きです。「朝が来た」は毎日見ていたおかげで皮肉なことに自然と歌っていて、しかも歌詞まで覚えていたのにはすごく衝撃的でした。
アイドルの曲はライブや売り上げを目的とするあまり、曲そのものにスポットがあてられないことが多々ありますが、秋元康の書く曲(特に表題曲)は意外と一つ一つの歌詞を考えてみる価値はあると思います。「きっかけ」は結構意味を考えていましたね。